【解説】板情報について2

板情報の見方

板情報の見方は極めて単純です。

SMBC日興証券より

SMBC日興証券より

このときの、この株の株価は653円でした。

左側(売数量)が、今「売りたい」と考えている人の出している注文株数です。

653円で売りたいと考えている人の株が合計100株、654円で売りたいと考えている人の株が合計300株、売注文が一番多く出されている価格が660円(合計3100株)ということがわかります。

右側(買数量)は「買いたい」と考えている人の出している注文株数です。

見方は売数量と全く同じです。

売りたい人はなるべく高く売りたい、買いたい人はなるべく安く買いたいですから、両者がちょうど交差するあたりで、自然と右と左に分かれるわけです。そして、注文は早いもの順で、売注文については安く出している人順(この板で言えば、653円の100株が売れたら、次は654円の300株の順)に売れていきます。買注文については、高く出している人順(この板で言えば、650円なら買うと言っている人たちの4200株が買われたら、次は648円でなら買うと言っている人の200株の順)で買えるわけです。要は、相手にとって条件のいい注文を出している人から売買が成立していくわけですね。

今の株価が653円なのに、わざわざそれを「640円で売りたい!」と注文を出す人はいないでしょうから、左側(売数量)の640円のところに数は表れません。もし表れたとしても、すぐに640円のところの右側(買数量)と売買が成立すると思われるので、板には表れないのではないでしょうか。

指値と成行

この板情報を見て売り又は買いの注文を出すわけですが、その方法は2種類あります。

1つが指値(さしね)と呼ばれる方法で、これは自分で売る(又は買う)価格を自分で設定する方法です。

上の板情報で言えば、今の株価は653円ですが、自分はあくまでもこの株価が640円に下がるまでは買わない、というのであれば、「640円で買う」という指値で注文を出せばいいのです。もちろん、すぐには売買が成立せず、株価が下がってくるのを待つことになります。株価が640円前後まで下がってきたら、おそらくそのあたりの価格で売ってもよいという人が現れるでしょうから、売買は成立することになります。

もう1つの方法は成行(なりゆき)というものです。これは、いくらでもいいから今すぐ買いたい(又は売りたい)という注文方法です。とにかく、今その株を売りたい(又は買いたい)と言っている相手がどこかにいれば、瞬時に売買が成立します。

成行は指値に優先します。したがって、板情報に表示されるのは指値での注文だけです。というより、成行は瞬時に売買が成立するので、仮に表示されたとしてもすぐに消えると言った方が正しいかもしれません。成行注文は、指値注文に割り込んで注文できるのですが、ある意味では売り手(又は買い手)の条件を丸呑みにして売買するのですから、思わぬ高値で購入することになったり、思わぬ安値で売ることになる場合もあります。

SMBC日興証券より

SMBC日興証券より

この板を見てください。先ほどのものとの違いにお気づきでしょうか。

よく見ると、値段の間がだいぶ飛んでいるのがわかると思います。143円の次が152円になっていますね。

このような板は、出来高(株の取引量)が少ない場合に表れます。このような場合は、成行で注文するのは避けた方が良いかもしれません。

通常の出来高の株であれば、上の板のように、ほとんどびっちり価格が詰まっているので、現在の株価とそうかけ離れた値段で購入することにはならないはずです。

どちらで注文を出すべきか

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板情報そのものの解説とは離れますが、指値と成行、どちらで注文を出すのがよいのでしょうか。

結論としては、場合によるということになるでしょう。

業績が絶好調で、色んな良いニュースも入ってきている株があり、今後もしばらく急上昇が続きそうだ、といったような場合、すぐにでもその株を手に入れたいですよね。なるべくなら安く買いたいですけど、しばらく下がる気配は無さそうです。ちょっと高くても、その後どんどん上がる見込みが高いのであれば、値段よりも時間を大切にしたいでしょう。そのような場合には成行で注文を出すのが良いのではないでしょうか。

逆に、今は特段急いで買う必要はないが、将来的にはじわじわ上がると判断した株もあるでしょう。そういう株は、べつに今すぐ買う必要はありません。自分の妥協できる値段で注文を出しておいて、じっくり待つのもありでしょう。つまり時間よりも値段を大切にしたい場合は、指値で注文を出すべきではないでしょうか。

両極端な場合を想定しましたが、大きく分ければこういう考え方になるのではないかと思います。

 

以上で板情報の解説は終わります。株を買うときには、必ず板情報を見るようにしましょう。

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