【解説】その他の株情報(銘柄情報)について2

株により得られる利益の種類

PERとPBRの解説に続き、配当利回りについて解説していきたいと思いますが、その前に、前提となる知識として、株により得られる利益には、どのような種類があるのか、ということを確認しておきたいと思います。

株によって得られる利益は、次の3つに分けることができます。

1.売買差益
2.配当金
3.株主優待

1の売買差益とは、その名の通り株を売買した際に得られる利益です。要は、株を安く買って高く売る、その差が利益になるというものです。おそらく、株取引と言って最もよくイメージされるのが、この売買差益だと思われます。

2の配当金は、意外と知らない人もいるかもしれません。預金に利子がつくように、株も持っているだけで配当金というお金を受け取ることができます。配当金は年に1回又は2回ほど配られ、「1株につき◯◯円」というような形で金額が決められています。普通は、その会社のホームページに行けば、過去の配当金の額や今年度の予想配当金額を見ることができます。ちなみに、配当金の額は業績等により毎年変動し、増額されることを「増配」、減額されることを「減配」と言います。

3の株主優待は、株主に対して、株を買ってくれたことの「お礼」として、様々な特典として与えられるサービスです。株主優待は基本的に現金ではありません。有名なところでは、牛丼屋チェーンの吉野家は、お店で使える割引券などを株主優待として配布しています。他にも、自社製品を配布したり、クオカードを配布したりと、多彩なバリエーションがあります。もっとも、株主優待制度は全ての会社が導入しているわけではありません。株主優待制度を導入していない会社がケチだというわけではなく、株主への還元は配当で行うという方針のもとに、株主優待にかかるお金を配当金に回しているという場合もあります。

以上が株による得られる利益です。

配当利回りとは

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配当利回りとは、配当金の1株に対する割合です。

例えば、1株1,000円の株があり、その配当金が1株につき50円だった場合、50円は1,000円の5%なので、配当利回りは5%ということになります。

配当利回りは非常に良いところでは5%、そうでなくても2~3%というところも沢山あります。銀行の普通預金の利子が、ほとんどゼロに近いことを考えれば、これは相当な割合と言えると思います。

一桁のパーセントだと大したことないと思われるかもしれません。しかし、例えば配当利回りが5%の会社の株を10万円分買っていたら、1年間放置しておくだけで、5,000円増えるということです(実際は税金でその20%を持って行かれますが)。これが100万円分なら5万円、1億円ならなんと500万円です!株取引を行う上で、配当金は無視できない存在であることがわかると思います。

配当利回りも考慮する

以上のように、株取引による利益は売買差益だけでなく、配当金による利益も併せて考える必要があります。

例えば、持っている株がちょっと下がってしまったとしても、それを大幅に上回る配当金を貰えるなら、下手に損切りするよりも、そのまま持っていた方が儲かることになります。

もっとも、配当金は毎年決まった額が貰えるとは限らない上、ゼロになることも無いとは言い切れないので、過信するのはよくありません。あくまでも基本は業績等を見ながら、その中でお得な配当金額の会社を選ぶというのが良いと思います。

ちなみに、配当金が配られる時期や回数は会社により異なります。一般的には3月末と9月末が多いようですが、中には6月末と12月末という会社もあります。その時期についても「その他の株情報(銘柄情報)のところで確認できるので、チェックしてみてください。

なお、私はあくまでも現金を増やすことに目的を絞っているので、株主優待については基本的に気にしないつもりです。株主優待については、それに特化した本やサイトなどが沢山ありますから、そちらを参考にされることをオススメします。

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