【コラム】IPO株を初値で売る必要性

IPO株は初値で売らないといけないのか

IPO株についての知識をつけるために、色んなサイトを見て回っているとき、どのサイトでも「公開価格で買えたら、初値で売りましょう」と書いてありました。

そこで私はふと疑問に思ったわけです。IPO株がそんなに期待されている株なら、上場してからも持ち続けていた方がいいのではないか?初値よりももっと上がっていくのではないか?と。

これに関しては、実は明確な正しい結論は無いようです。

ただ、あくまでも確率論的に言えば、そして可能な限りリスクを減らすという点を重視すれば、やはり初値で売った方が良いようです。

以下で少し詳しく説明します。

IPO株の可能性

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株には成長期、安定期、衰退期とあり、まさに人間の人生のような道をたどります。我々の人生よりも長く生き続ける会社もありますが、会社も人間と一緒で、いつかは死んでいくのです。

これらの時期の中で、最も株価が大きく上がる時期は、当然「成長期」でしょう。そして、安定期となると、それほど大きく株価は上がりませんが、低リスクで安定した利益を株主にもたらします。そして、おわかりの通り、衰退期の株に手を出してはいけないでしょう。

つまり、リスクと利益でこれらを分けると、

成長期:ハイリスク・ハイリターン
安定期:ローリスク・ローリターン
衰退期:ハイリスク・ローリターン

となるわけです。

IPO株がどこに位置するかと言えば、当然「成長期」ですね。まさに生まれたばかりの赤ん坊で、前途有望な成長株です。しかし、勢い余って大きな損失を出して潰れる可能性も、安定期の会社に比べれば高いでしょう。

つまり、IPO株はまず保有し続けること自体リスクが高いということです。まだ上場したばかりですから、どのようなチャートを描くかもわかりません。たしかに期待値は高いですが、思うように収益を出せず、初値からどんどん株価を下げていく会社もあります。

結局のところ、IPO株を保有し続けるという選択は、ギャンブル性が高いということだと思います。

また、以前にお話しした通り、IPO株の初値には「期待値」が含まれていますし、需要過多なので、最初からちょっとしたバブルの状態と言えます。なので、多くのIPO株は、初値をつけてしばらく上がった後に、いったん大きく株価を下げるのが通常のようです。ある意味では、本来あるべき価値まで1回落ちるわけです。その後、実際のその企業の価値次第で上がったりまた下がったりするというわけです。

以上より、一番リスクが低い状態で儲けられるタイミングはいつか、と考えた場合、やはり初値がついたタイミングで売るのがベスト、という結論になるということです。

それでも中にはお宝が

しかし、IPO株は成長株ですから、中には半年で10倍以上の株価をつけるお宝株も稀に含まれています。初値からどんどん上昇を続け、気づいたら100万円以上の利益が出ていた、なんてことも、1年に数回程度は起こると聞きます。

その会社の目論見書をきちんと読み、この会社は間違いなく爆上げする!と確信が持てたなら、あえて保有し続けるという選択もアリなのかもしれません。虎穴に入らずんば虎子を得ず。どの程度リスクを取るかは、自分次第ということでしょう。

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